SSブログ

初当選以来連続48回目の一般質問登壇!質問原稿を掲載いたします!北斎美術館問題! [墨田区議会]

15Jun2022-1.jpg6月14日令和4年度定例6月議会で初当選以来連続48回目の一般質問登壇を行いましたのでその一般質問原稿を掲載し、後日、区長答弁原稿が届き次第これも掲載いたします。(写真は令和4年度定例2月議会のものです)


墨田オンブズマン 大瀬康介一般質問原稿


墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより一般質問を行います。


曳舟文化センターの喫煙所について曳舟文化センターの喫煙所は今から数年前に設置され、主に京成曳舟駅に喫煙所が無い為に、駅利用者の使用が多いと言われております。


しかし、喫煙所の前に大規模な集合住宅がある事から苦情も多く、また、目の前の歩道は園児などの通園路にもなっていることから、受動喫煙の被害も報告されています。


施設の所有者として速やかに撤去すべきと思われますので、(質問1)撤去できるのか区長の見解をお伺いします。


仮に、撤去出来ないなら、建物内部に屋内型の喫煙所を設置するか、屋外にプレハブ式の喫煙所を設置し、内部に喫煙用集塵・脱臭機を設置して、外部に煙が漏れない構造にする必要がありますが、屋内型の喫煙室にするのか、屋外型の喫煙室にするのかお答えいただき、また、計画があるならその内容をお示し下さい。


京成曳舟駅前交通広場への喫煙所の設置について京成線の高架化と曳舟再開発計画の進行に伴い京成曳舟駅前にロータリーが計画されています。その際にやって置くべき事がございますので、ご提案させていただきます。


以前、この付近には、イトーヨーカドーに喫煙所がありましたが、現在は既に撤去されており、付近には曳舟文化センターの喫煙所だけと言う状態で、しかも、これも既に申し上げた通り近隣からの撤去要請もございます。


しかし、墨田区には年間特別区たばこ税による収入が令和3年度には19億7500万円もあり、喫煙者がたばこ1箱を買う度に131円の特別区たばこ税を支払われている以上、その負担に見合う行政サービスが求められる事は否定できません。


その為には、京成曳舟駅前に新たに生まれるロータリー内に誰もが安心して喫煙でき、歩行者や近隣住民が受動喫煙被害を受けない喫煙室構造の喫煙所も設置する必要があとる思います。


(区長答弁)
1 曳舟文化センターの喫煙所について
 2月議会で自民党の坂井議員のご質問にもお答えしましたが、現在、曳舟文化センター敷地内にある喫煙所を、煙を外に出さないコンテナ型喫煙所へ切り替えるための準備を進めています。今年度は建築基準法上の手続を進め、令和5年度にコンテナ型喫煙所の設置を予定しています。



(質問2)そこで区長のご所見をお伺いしますが、京成曳舟駅前に誕生するロータリー内に喫煙所を設置可能かと言う点と、受動喫煙被害を防止する施策についてお伺いいたします。


(区長答弁)
2 京成曳舟前交通広場への喫煙所の設置について
 駅前広場への新たな喫煙所の設置に関しては、法的要件を整理することや、先に申し上げた曳舟文化センターの喫煙所との距離が近いこと、十分な通行空間を確保する必要があること、見通しが悪くなり、死角が生まれるおそれがあることなどから、現時点では難しいと考えています。
受動喫煙防止対策については、区として健康増進法及び東京都受動喫煙防止条例に基づき、基本指針を策定し、庁舎を始め、公共施設内での対策等を講じているところであり、駅前広場を含め、引き続き進めていきます。


すみだ北斎美術館の資料収集について


令和元年度から令和3年度までの北斎資料の購入について情報公開を続けておりますが、コロナ禍で入館料収入が激減しているにも関わらず、何の為に資料を購入しているのか理解に苦しむものが最近顕著に見られる為に、ご指摘させていただきます。


それは、知名度の極めて低い北斎の門人の肉筆画の購入で、そもそも葛飾北斎の門人は2千人以上いると言われており、この様なものを購入していてはきりがありませんし、収蔵庫の保管スペースにも限りがあると思われます。


資料の管理コストも嵩むので、門人の資料収集は最小限に制限すべきであると考えます。


こうした事を述べると、葛飾北斎の研究の為に必要だと反論されるかも知れませんが、そもそも当該美術館は研究機関でもありませんし、常時専門の研究者が常駐したり、正式に国内外の学会に研究論文が提出されたり、客観的に論文が評価されたと言う話も聞いた事がありません。


しかも、こうした利用は、行政財産の目的外使用に該当する可能性がございます。


2千人以上いると言われている葛飾北斎の門人の作品を無制限に購入されてしまいますと、すみだ北斎美術館ではなくなり、北斎門人博物館と言われ兼ねません。


また、門人に葛飾北斎以上に知名度のある画家はおらず、これだけで採算に見合う程の観客を呼ぶことは不可能だと思われます。


(質問3)そこで、区長にご質問致しますが、毎年1億円の北斎資料収集基金で毎年北斎の門人の作品を無制限に買い続けますと、収蔵庫の保管スペースに限りがある事や管理コストの面、展示されないまま収蔵庫に眠らせる事にななどの課題も発生してまいります。


これでは行政財産の適正な使用とは言えなくなりますので、北斎の門人の資料収集数には、客観的に芸術的価値のあるものや、展示する事で一定の来館者が見込める資料に限定するなどの、一定の制限を設けるべきと思います。


区長のご所見をお伺いいたします。


また、門人の作品は来歴や作品の比較検討材料となる資料が少なく、その真贋を見極める為の比較対象となる情報が少なすぎる為に、プロの美術商でも贋作を購入してしまう恐れがある事が指摘されています。


数年前から海外の贋作を専門に偽造する某国の都市の存在が知られる様になり、精巧な贋作が作られ、それが大量に世界に流通している事が報じられています。


この問題の根の深さは、現在ではネット上で注文や販売流通してしまう為に、かつての様な贋作工房を捜査し摘発する事が困難になり、大量の贋作が世界中にばら撒かれていると言っても過言ではありません。


更に、現在の北斎資料収集員制度では、北斎の門人を2千人としても、これらの資料を正確に分析できる程の鑑定資料やデーターベースを持っているとは思えません。


また、科学的な鑑定も実施されていない為に高い確率で贋作を買ってしまう危険性があります。


(区長答弁)
3 すみだ北斎美術館の資料収集について
 すみだ北斎美術館では、条例の規定に基づき、北斎に関する専門的な調査研究を行っています。北斎に関する研究を深めるため、門人の作品を収集・調査研究し、展示に活用することが、来館者の北斎に関する理解につながると考えています。
門人の作品については、北斎の画風や技術が受け継がれているもの、調査研究や展示で活用できるものなど、美術館の運営に寄与するものを引き続き収集していきます。


(質問4)続けて区長にご質問致しますが、葛飾北斎の門人は2千人以上いる事はご存じでしょうか、そして、この2千人いると言われている門人や肉筆画の資料等のデーターベースを墨田区は持っているのでしょうか。


2千人と言われる門人の作品を正確に鑑定し、適正な取得価格を判断できる人物はいらっしゃるのでしょうか。


いらっしゃるならその専門家の名前を挙げて下さい。


また、北斎資料に関わる浮世絵について、公式な鑑定機関が存在するなら名前を挙げて下さい。


(区長答弁)


4  北斎の門人は、研究資料等によると、2百人以上であると認識しています。
※区長答弁の問題点、上記の研究資料とは何にか?2百人以上と言う具体的な根拠が示されおらず、2百人以上なら2千人の方が正しいのではないか。
すみだ北斎美術館では、収蔵作品や関連資料等の情報を蓄積していますが、全ての門人のデータベースは持っていません。
※全ての門人のデータベースは持っていないなら誰のデーターベースがあるのか明らかにしていません。
収集している作品は、北斎の門人であることが学術上確かなものに限定しています。
※ここで言う学術上はとは、具体的に何の学術なのか明らかにしていません。


区内都有地の活用の徹底について


昨年度の区議会定例会でご指摘いたしました、駅から徒歩3分圏内の旧ハローワーク跡地が20年以上も活用されず、本所吾妻橋駅A2出口前の都営浅草線本所吾妻橋駅乗務員待機所は長年にわたり廃墟のままですが、区内には他にも複数の都有地が存在し、酷いものでは40年前後放置されたたままの都有地が存在します。


こうした未利用地が、人の集まる繁華街で放置されてしまいますと、墨田区の活性化を阻害するだけではなく、付近のご商売などで生計を立てている方にとっては客足が減り、売り上げが減少してしまいますと、事業を縮小したり廃業してしまうことになりますので、まち全体の活気が無くなり、結果的に墨田区全体の活力が失われてしまいます。


まして20年以上活用がされていない都有地が存在すること自体墨田区として深刻な問題です。


(質問5)そこで区長は東京都に対して積極的に活用を促すと共に、都の職員住宅や出張所などの都営施設の誘致をするなど、政治的に東京都を引っ張って来る区長のトップセールスが必要だと思います。


まして活用の予定の無いものについては、墨田区に譲渡を求めるなどして、墨田区の為に活用させるべきです。


(区長答弁)
5 区内都有地の活用の徹底について
 区内の都有地の活用にあたっては、区民生活向上の観点から、地域の課題解決になるよう、所管している各局に対して、適時、働きかけを行っており、私からも都知事との意見交換の場で、都有地の有効活用について要望をしています。
(質問6)そこで区長に質問させていただきますが、前回の議会で質問させていただきました旧ハローワーク跡地が20年以上も活用されていない件について、東京都からの回答はどの様なものだったのでしょうか。


また、都営浅草線本所吾妻橋駅乗務員待機所は長年にわたり廃墟のままですが、この様な超一等地の未活用についても区長はどの様に東京都に対して活用を促されたのかお答えください。


6 現在、都では、旧ハローワーク跡地や都交通局吾妻橋乗務区庁舎跡地についての処分方法、活用方法について検討を進めていると聞いています。
なお、当該吾妻橋乗務区跡地については、これまでも議会からご指摘をいただいている自転車駐車場整備に向けて都に要望しており、その他の都有地についても有効な活用方法の検討を引き続き進めていきます。


本所吾妻橋駅前の周辺案内地図のデジタルサイネージ化について


先日外国人観光客の方が本所吾妻橋駅前に設置された周辺案内図を御覧になり、この地図とスマホの地図とを見比べながら迷っている姿を見ました。


この地図は英語表記されていますが、例えば浅草の浅草寺へ行く場合は浅草寺は周辺ではありませんので、周辺案内図には出ていない為にスマホで見比べながら探していたのだと思われます。


また、この地図は夜になると暗くなるので、特にお年寄りには書かれた文字が読めないと言う欠点があります。


そこで、区長にご提案があるのですが、隅田公園の東京ミズマチに設置された広告付案内看板の様にデジタルサイネージ化出来れば、駅前の繁華街ですから広告の効果も高く、広告収入が見込めますし、周辺案内地図を拡大縮小できるので、外国人観光客には、この付近にどのような観光スポットがあるのか分かり易くなるとともに、お年寄りにとってもバックライトで明るく光っている為、暗くなる夜でも地図や文字が読みやすくなります。


おもてなしの国際観光都市墨田区をアピールするため、こうしたおもてなしの気配りの利いた周辺案内図をデジタルサイネージ化できれば、墨田区のおもてなしや接客をPR出来ると思います。


(質問7)そこで区長にご質問致しますが、区役所に来庁される皆様が最も利用される本所吾妻橋駅前に設置された周辺案内図をデジタルサイネージ化してその効果を測定し、評判が良く広告料収入も見込めるなら、区内の駅前の周辺案内図のデジタルサイネージ化を推進すれば、利便性の向上が見込めますが、区長の官僚目線ではない、区民目線のご答弁をお願いたします。


(区長答弁)
7 本所吾妻橋駅前の周辺案内地図のデジタルサイネージ化について
 本所吾妻橋駅前の周辺案内地図は、公共サインとして統一的仕様により区内に設置しているものの1つであり、観光案内を主な目的としたものではないため、広告掲載を伴うデジタルサイネージ化をすることは難しいと考えますが、外国人観光客や高齢者にもわかりやすい表示とすることはSDGsの観点からも重要であると認識しています。
今後、他の事例等も調査しつつ、案内板の更新の時期に合わせて、課題や費用対効果も勘案しながら、検討していきます。


コロナ感染予防として今回も一般質問の時間を短縮させていただきまして、以上で、私からの質問を終わります。


ご静聴ありがとうございました。

nice!(26) 
共通テーマ:ニュース

nice! 26

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。